初投稿。SFCスピリッツについて。
初投稿です。今回は、SFCに興味がある中高生に向けての内容です。自己紹介とSFCスピリッツについて書きます。
【自己紹介】
こんにちは!自分は慶應義塾大学総合政策学(SFC)に所属する1年です。今回は、SFCとはどんなところで、そしてSFCの根幹となる精神性について解説します。
【SFCとは】
SFCは湘南藤沢キャンパスの略称で、看護。総合、環境情報学の学生が利用する慶應のキャンパスです。開設当初から、問題発見・解決のプロセスに注目し、学問領域の横断化プロジェクトを行っています。また、新しもの好きが集まる特徴があり、そうした新しもの好きたちが様々な分野で多くの貢献をしています。
【SFCスピリッツ】
SFCでは開設30周年記念としてSFCでの学びに必要な精神とは何かを学べる、“SFCスピリッツ”を開設しました。当授業では、SFCの卒業生たち総勢11名による講演でできていました。では、当授業はどんな内容だったのかや、すべての授業を通して自分が感じたことを紹介していきます。
【ゲスト講演】
①今村久美さん
・「カタリバ」の創設者
・ネットを介した学びの場を提供し、世界の学生をつなげたり、学校にいけない子の支援につなげたりするなどしている
②渡邉康太郎さん
・「Takram」の創設者
・“消費者”を“創作者”にすることの大切さを熱弁
・『運とは、自らの意志行動の外からやってきた偶然』
③閑歳孝子さん
・「Zaim」の創設者
・『お金の使い道は、人生の選択肢につながる』
・『多様であることがSFCらしさ』
④千葉功太郎さん
・「Drone Fund」設立者
・逆算思考:いつまでにどこまで達成するのかという目的を立て、逆算的に行動計画をする
・『まだ見ぬ幸せな未来を妄想し、テクノロジーを駆使して世界の課題を解決しよう』
⑤柳澤大輔さん
・ 『カヤック』創設者
・存在理由(会社の存在意義や個性)と経営理念(どうゆう形態にしたいのか)
・『自分が楽しめることをして、面白いといわれる人になり、さらには相手を面白い人にしよう』
⑥松尾卓哉さん
・「17」に所属
・『大学生の内にいろんなバイトをすることで、大人の人間性や仕事のいい加減さなどいろんなことを学べる』
・『自分を信じることが一番大事。自信につながる。そして、人は、自信がある人の話に耳を貸す』
・『先祖との魂のつながりを信じろ。』
・『焦らず、運が来るその日まで自分の強みを伸ばそう』
⑦門松貴さん
・内閣官房長官秘書官を務められる
・『sfcで学んだことが仕事で生きている』
・『技術者ではなくても、知識があれば技術者を交えての議論や交渉が可能に』
・『作るためには壊せ』
⑧江渡浩一郎さん
・産業技術総合研究所の主任研究員
・ 「スカポン」を在学中に任天堂で作成され、卒業後はネットの仕組みを可視化する活動を行われた。現在はTsukuba Mini Maker Faireを開催中
・『sfc生の使命は、「未来からの留学生」であること』
・『未来は、時間がたてば現在となり現在になれば常識となる』
・『具体的にやってほしいことは、1.自分なりのテーマを見つける。未来の非常識を追求しよう。2.仲間を見つける。3.他大学、社会人などと交流しながら、活動の幅を広げよう』
⑨平尾丈さん
・「株式会社じげん」の代表取締役
・『学生のうちに色んな社会人と交流したことで、ロールモデルを失わずに何がやりたいのかがはっきりした。』
・3つの起業の魅力
Change 世の中を変えれる
Challenge 仲間と共に大きな挑戦ができる
Chance 人生の選択肢が増え、可能性が広がる
・起業までのサイクルは、will(ライフビジョンの確立)→skill(スキル習得)→action(行動)→新たなwillの確立、を大切に。
・『とにかく一歩を踏み出そう。アクションを起こそう』
⓾小林正忠さん
・「楽天」の創設者
・『公に報いる』bySFC初代学部長
・『ないなら、作る。〇〇する人がいないなら君が動く。これがSFCスピリッツ』
⑪駒崎弘樹さん
・『フローレンス』創設者
・『事業は問題を解決する手段』
問題1:病気になった児童の看病をするには仕事を休まなければならない
👉解決:サブスクリプション方式を採用した病児保育のフローレンス事業を開始。
問題2:待機児童
👉解決:保育施設の開設条件をゆるめ10人からでもできるようにし、保育設備を公園などを利用することで簡素化し、10名でも運営できるようにした。
・『ビジネスとして成り立たせるのは、どんなものでも資金調達の仕組みが大事』
【自分が思うSFCスピリッツ】
総勢11名のゲストのお話を通して自分が感じ取ったSFCスピリッツは、“多くの人を巻き込む行動を自ら起こす挑戦精神”です。SFCの環境では、多くのことを好きに学べる一方、方向性を定めるのはあくまで自分であり、まあその学びを生かす場を作るためには自ら行動を起こし、チャレンジしていかなくてはなりません。私たちSFC学生にかぎらず、中高生のみなさんもこうした精神性を持ってぜひ一度SFCのキャンパスに訪れてください。
--------Written by 横地慶親